章 9

握手は単なる社交儀礼ではなく、少なくとも私たち二人にとっては、握手するたびに関係が一歩進んでいるようだった。

ここに連れてきてくれたということは、舒夏が私を友達として見てくれているのだろう。

ベッドカバーの上に座り、今回は彼女から進んでビールを開けてくれた。私たちは瓶を打ち合わせ、頭を後ろに傾けて大きく飲み干し、飲み終えると思わず顔を見合わせて笑った。

人と人との関係は時に本当に不思議なもので、一昨日も、昨日も、そして今日の午後でさえ、こんな状況で一緒に酒を飲むことになるとは想像もしていなかった。

サーチライトが年代を感じさせる遊園地を照らし、至る所に寂れた雰囲気が漂っていたが、気持ち...