章 736

時間は一分一秒と過ぎていき、徐々に現場に集まる人々も増えていった。

羅老は到着してから、黙って立ち尽くしていた。

しかし、その沈黙の中には、深い癒しがたい悲しみが滲み出ていた。この出来事は彼にとって最も重い打撃だったに違いない。現場にいる誰一人としてこの結果を受け入れられなかったが、捜索が進むにつれ、皆の心は本当の絶望と落胆で満ちていった。

方鋭の完全な遺体は見つからなかったものの、河床の下からは彼の遺留品や肉片、さらには爆発で吹き飛ばされたと思われる腕の一部までもが発見された。

それ以外には、高架橋の周囲数キロメートル内を探しても、もはや何も見つからなかった。

「志軍、こっちに来なさい...