章 325

路上の露天商は蘇北辰の言葉を気にも留めず、冷笑しながら言った。「ハッ、俺はただの小さな露店だぜ、看板なんか必要ねえよ」

「それに、この骨董街は毎日人で溢れてる。商売には困らねえ。お前みたいな客がいなくても、飢え死にはしねえさ」

そう言うと、彼は鼻を高くし、横柄な表情で続けた。「正直に言ってやるよ。これは俺が田舎から二十元で仕入れた贋物だ。記念にでも取っときな」

「ハハハ、忠告してやるよ。これからは物を買うとき、目を利かせろ。お前みたいな骨董も分からねえくせに掘り出し物を探そうとする奴は、贋物を掴まされて当然だ」

見物人の中には、もう我慢できなくなった人たちがいて、この悪質な露天商を非...