章 600

「祥子に山に入ると聞かれて、蘇北辰は迷わず答えた。「今すぐに行く」

村長はどもりながら尋ねた。「あ、あなた方は本当にまだ山に入るつもりなのですか?」

「村長、汪老はもう真相を話したでしょう。村人たちが理解できないのは分かりますが、あなたまでも?」蘇北辰は眉をひそめて言った。

村長は苦笑いを浮かべた。「いいえ、そういう意思ではありません。ただ、昨夜あの者を刺激してしまったのに、今また行くとなると、罠を仕掛けられる恐れはないのでしょうか?」

「ハハハ、罠だって?俺たちは罠の元祖みたいなもんだぜ」刀の使い手である熊子が、大きな刀を背負いながら笑った。

彼の言う通りだった。今日来たのはたった...