章 795

「はぁ、こんな良い資質を持ちながら、武道に心がない者とは実に惜しい。まあいい、今日はお前の天賦を消し去ってやろう。後々我々の心腹の大患となるのを防ぐためだ」

天玄は冷笑を浮かべながら前に踏み出し、右手を半ば握り、大きく叫びながらその拳を蘇北辰の顔面へと繰り出した。

彼の攻撃はどんどん激しさを増していく。もし蘇北辰が普通の高手であれば、とうにこの凄まじい攻撃に絶命していただろう。

だが蘇北辰は並の高手とは比べ物にならない。強靭な浩然真気と玄術の五行の法を緻密に組み合わせ、天玄に自分の姿を捉えさせない。

「戦うというなら正々堂々と戦え。ただ逃げ回るだけとは何事か!」

天玄は大声で叫ぶと、両拳...