章 1007

「あ、ほんとなの!」「そういえば、李さん、どうしてあなたの家に写真が投げ込まれたの?」と母が不思議そうに尋ねた。

「私にも分からないわ!大っぴらにもできないし、もし張大龍に私がやったと思われたら、恨まれるに決まってるじゃない!」

私の心の中で少し理解できた。写真は李おばさんの家だけでなく、うちにも投げ込まれていた。ただ父が黙って拾い上げて、誰にも言わなかっただけだ。

もしかすると、父はこっそり自分で楽しもうとしていたのかもしれない。十分あり得る話だ。彼は一生の間、他人の裸を見たことがなかったかもしれないしな。あの引き出しは基本的に私が触らないから、彼が私の部屋に隠すのが一番安全だと思った...