章 1351

続いて、梅子は最初の艾(もぐさ)の団子に火をつけました。

部屋中に香ばしい匂いが漂い始めました。

「どう?馬姉さん、大丈夫?」「まあまあね、そこが熱くなってきたわ」「梅子、自分も気をつけて、火傷しないようにね。続けていいよ、艾を取り替える時は馬姉さんを火傷させないように」私は横に座って指示を出しています。

次々と艾の団子に火がつけられていきました。

部屋の中の香りはさらに濃くなりました。

「熱い、熱いわ!」馬姉さんが叫びました。

彼女の体から大量の汗が出ているのが見えました。

「馬姉さん、我慢できるなら、できるだけ耐えてください。効果が高いですから。梅子、馬姉さんの汗の状態はどう?」「たくさん...