章 1506

「カーテンを引いて、女性会員が言った。「昨日の件はどうなった?」

「主任に伝えたんですが、主任は針を使うことに同意してくれなくて。彼女はそのリスクを負えないって。私も理解できますから、申し訳ありません」

女性会員は失望した表情を浮かべた。「他に方法はないの?」

「お姉さん、施設では許可されていないんです。でも、勤務時間外なら針治療ができますよ。もしご自宅が都合よければ、毎日午前中にS*Wさんのお宅に伺うことも可能です」

「そんなことできるの?」

「もちろんです。以前も女性会員のご自宅に訪問サービスをしていました。ただ、料金は先に決めておきたいです。お姉さんがお金に困っているとは思いませんが」

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