章 1516

「なるほど、中々やるじゃない。見直したわ。小玉、先に戻っていいわよ」

「はい、陳部長」小玉はドアを閉めて出て行った。

「こっちに来なさい」私は陳部長について奥の部屋へ入った。

陳部長は自分の服を脱ぎ始めた。

この状況で、私は必死に自制心を保っていた。今はまだ彼女に触れてもいないのに、興奮する言い訳なんてないのだから。とりあえず目を閉じるしかなかった。

それでも、頭の中にはあの白い肌が鮮明に浮かんでくる。

幸い、昨夜は秦姉さんと一緒だった。

今の私は女装しているのだ。少しでも下心を抱けば、すぐにバレてしまう。

何の物音も聞こえないので、尋ねてみた。「陳部長、もう横になりましたか?」注意を逸...