章 1566

「子供の頃、村で毒の実を食べた子がいて、母親が糞を食べさせて吐かせたのを覚えている。

今は私にはそんな便意もないし、小氷に自分で排泄させるのも無理だろう。彼女の様子じゃ、そんな力も残ってないようだ」

遠くの林を見つめ、空を飛ぶ小鳥を目にした時、私はふと思いついた。

「そうだ、林で新鮮な鳥の糞を探そう!」

私は小氷をそっと地面に下ろし、言った。

「小氷、君は毒キノコを食べて中毒になったんだ。解毒になるものを探してくるから、ここで待っていて!」

「ダメ!」小氷が突然私の腕をつかんだ。「目の見えないお兄ちゃん、行かないで!」

「小氷、大丈夫だよ。すぐ戻ってくるから!」私は彼女の手を離し、立...