章 1578

「それで、義姉さんは彼らをあの卸売店に連れて行って、工商局がその店を検査したんだけど、彼らの商品は全て正規品だったの!警察は義姉さんが細工をして、偽物と本物を混ぜて客に使ったと思ったみたい。

本来なら、単に偽物を使っただけなら警察署は出てこないで、工商局だけの処理で済むんだけど、今回はあの女性客の顔を台無しにしてしまって、すでに刑事事件になっているから、警察は店を封鎖して、義姉さんを拘留してしまったんだ!」

私は少し困惑した。義姉さんがそんなことをするはずがないし、卸売店にも問題がないなら、これらの偽物はどこから出てきたのだろう?

「梅子、つまり、その偽物は外装は正規品の包装で、中身が偽物...