章 1590

そして、梅子はやっと名刺を受け取り、感動で満ち溢れた表情を浮かべた。

その瞬間、私は銀色の光の粒子がわずかに現れるのを見た!初めて現れた時と同じように。

それらは私の右手の掌に飛んできて、功徳の瓶の中に入り込んだ!私の予想は間違っていなかった。

良いことをすれば光の粒子が現れ、瓶の中で銀色の液体に変わるのだ!お金を貸すことも良いことになるのか?それは違う気がする。そんなら、良いことってあまりにも簡単すぎるじゃないか。

きっと最初から返してもらうつもりがなかったからだろう?それが私の本当の気持ちだったから。

そうしてこそ、初めて良いことと言えるのだろう?一時間後、梅子と義兄は荷物をまとめて出かけ...