章 1677

「その医者は私を怪物でも見るような目で見て、『若いの、頭おかしいのか?小芳の頭には腫瘍ができてるんだぞ、お前が治すって?どうやって治すんだ、漢方でも使うのか?』と言いました」

「いいえ、漢方じゃありません。針を使います!」

「馬鹿な!」医者は叱責した。「頭部になんて針を打つなど許されるものか?絶対にダメだ。患者は病院にいるんだ、我々病院には責任がある。そんな無茶は絶対に許さん!」

私は少し考えて、小芳のほうに向き直って言った。「小芳、もし私を信じてくれるなら、退院手続きをして、家に戻ってから治療するよ」

小芳は頷いた。「お母さん、退院しよう!」

医者は叫んだ。「よく考えてください。退...