章 1679

しばらくして、奥の部屋から動きがあった。

中に入ってみると、小芳は目を覚ましていた。

私たちが奥の部屋に行くと、小芳はすでにベッドから起き上がっていた。

「お母さん、私の目がまたはっきり見えるようになったよ」小芳は驚きと喜びの声を上げた。

以前は、視神経が圧迫されて、ほぼ半盲の状態だったのだ。

「まあ、良くなったの!本当に良くなったのね!」小芳の母は娘を抱きしめて喜びの涙を流した。

「ありがとう、金水お兄さん」小芳は声を詰まらせて言った。

「ははは、大したことじゃないよ」私は笑いながら答えた。人の役に立てるというのは、本当に嬉しいものだ。

義姉は今、私を見る目が変わっていた。

そ...