章 1684

私はあの功徳瓶の中の銀色の液体が人間に効果があるなら、植物にも効果があるのではないかと思いついた。ホテルへの帰り道、私はもう一軒の花屋に立ち寄り、鉢を二つ買った。中には普通の土が入っていた。

ホテルに戻ると、まずマリーナの部屋を透視してみたが、彼女は部屋にいなかった。

そこで、指輪から十年もののニンジン二本を取り出し、鉢に植えた。それから功徳瓶から銀色の液体を出し、一つ目の鉢には薄めた銀液を少し、二つ目の鉢には薄めていない銀液を一滴そのまま注いだ。

銀液が植物にどんな効果をもたらすか確かめたかったのだ。

鉢を空間指輪の中に入れようとしたが、入らないことに気づいた。よく考えてみると、生命...