章 1897

十八の個室の他に、リングの周囲にも席が設けられ、すべて埋まっていた。江城の地下勢力の大小様々な幹部たちが揃っていたと言えるだろう。

太鼓の音が響き始め、リングの上には大きなスクリーンが吊るされ、ランダムなマッチングを示す数字が次々と表示されていた。

私のいる個室は五番、つまり私の番号は五だ。

最初の対戦で葉承と当たるのは望んでいない。そうなれば面白みが半減してしまう!少なくとも対戦前に、彼の実力を見ておきたいものだ。

太鼓の音が突然止んだとき、スクリーンの数字も動きを止め、七番と八番の二つの数字が表示された。

すると、全員の視線が七番と八番の個室に集まった。

二つの個室のドアが続けて開き、...