章 326

「ドアを開けた途端、大量の白い布が目に飛び込んできた。部屋の中は相変わらず冷たい照明の色合いだった。

少し怖くなって「マジで腎臓でも抜かれるのか?」と思った瞬間、張金水は何も言わず、私を部屋の中へと一気に押し込んだ。私は白い布の中に突っ込むように倒れ込んだ。

完全にパニックになりかけた。不意を突かれたら終わりだ。今は張金水のテリトリーにいるわけで、本気で腎臓を抜かれても抵抗できやしない!そんな時、ドアの外から聞き覚えのある泣き声が聞こえてきた。

背後から足音がして、張金水も部屋に入ってきて、私の隣に立った。

「余計な心配するな。お前の腎臓なんか欲しくねえよ。兄弟の頼みだと思って協力してくれ...