章 333

私は胸がどきりとし、楽しい時間を過ごした楊晴晴の方で何か問題が起きたのではないかと思った。

冷静を装いながら何があったのか、楊晴晴がどんな様子なのか尋ねると、秦嬌穎は電話越しに言った。「なんか変なのよ。写真を何度も見返しては一人でにやにやして。何かあったの?って聞いても黙ったまま、顔は真っ赤になってるし。午後、お店に行った時は一人だった?若い男の子とかついてなかった?」

私は安堵のため息をついた。午後の出来事がバレたのかと思ったんだ!「若い男なんていないよ。その点は安心して。晴晴のことはしっかり見ているから、自分の娘同然にね」

秦嬌穎は安心した様子で、しばらく他愛もない話をした後、電話を...