章 417

「ただ顔には終始同情の表情を浮かべていて、文句のつけようがなかった。」

「超お兄さん、他に何か持っているものはない?例えばあの二人が触れた物とか、服とか。きっと二人の指紋が残っているはずだから、それを持って警察署に行けば、警察は指紋から彼らを特定できるはずよ。とにかく事件の進展を早められるんじゃないかしら」沈小雲は自分の考えを口にした。ただ、指紋を提供することで本当に事件解決が早まるかどうかは彼女にもわからなかった。

彼女の言葉を聞いて、私の目に一筋の光が宿った。「ある、あるよ!あの日着ていた服はまだ洗ってないから、指紋が残っているはずだ。それにこの携帯も、私以外ではあの男が触っただけだ。...