章 479

「顾芬さえ気持ちを切り替えて、普通に生活すれば、銭大貴はあれだけ金持ちなんだから、お互いの外での生活に干渉しなければ、離婚しなくても構わないはずだ」

今どきの夫婦は表向きは夫婦でも、裏では各自が好きなことをしているケースも多いんだ。

適当なタイミングで、こういった考えを顾芬に伝えてみたところ、彼女は私の意見にかなり共感しているようだった。

本来なら、そろそろ帰ろうと思っていたのだが、思いがけず顾芬が少し味をしめたのか、もう一度しようとせがんできた。

得な話を断るのはバカのすることだ。もちろん喜んで応じた。

こうして、私は午後まで顾芬と過ごし、彼女がベッドから起き上がれないほど疲れ果て...