章 505

「俺から見れば、この男は金をあまり使いたくないから、ここで結婚写真を撮りに来たんだろう。だから、一度プライベートフォトの料金を言えば、絶対に撮影なんてしないはずだ」

思ったことが口から出る前に、相手は金額に関わらず撮影したいと言い出した。

後で反故にされても困るので、すぐに料金を伝えた。

ウェディングフォトは一セット千八百元で、最も安いタイプだ。一方、プライベートフォトは最も安いセットでも二千八百元する。この値段の差は技術的な問題だ。

説明したように、プライベートフォトは毛一本まで精密に撮影できる。出来上がった写真は、拡大鏡で見ても毛髪などが異常なほど鮮明に見えるほどだ。

男は思い切っ...