章 530

「本当は行きたかったんだけど、前回の鄭琳の盗撮のせいでトラウマになってしまって」

「晴晴、僕たち二人で行くと、君の噂話をされるんじゃないかって心配なんだ。また今度にしよう。それに俺の店にもまだ片付けてない仕事があるし」と、僕は言い訳をしながら、心の中で鄭琳を罵り続けていた。

杨晴晴は少し不機嫌そうな顔をした。「超お兄ちゃん、それってどういう意味?私が笑われるのを心配してるの?だったら最初からなんで…」続きの言葉は口に出せなかったが、その意味するところは明らかだった。

彼女の不満を察した僕はすぐに謝った。「晴晴、そういう意思じゃないんだ。君はまだ学生だろう?もし悪意のある人に目をつけられて、...