章 959

義姉が水を止めて、石鹸で体を洗い始めた。

私の胸の内が熱くなり、どうしていいかわからなくなった。

数分後、私はトランクス姿で浴室から出た。

浴室から出ると、自分の部屋の明かりがついていることに気づいた!ドアが開いていて、母が中に座っているのが見えた。

私はおずおずと中に入っていった。

母が二、三度咳払いをした。

「お母さん、いたの?」私はとぼけて尋ねると、母の顔には笑みが浮かんでいた。

「義姉さんとお風呂済んだの?」私は「うん」と答え、椅子を手探りで見つけて腰を下ろした。

「どうやって入ったの?」母がにやにや笑いながら言った。

「お母さん、なんでそんなこと聞くの?」「正直に話しなさい!」母は異...