章 1048

最初、趙三斤がこの場所に来た時、すでにその異様な雰囲気に気づいていた。しかし彼はここが単に川原市第二の黒社会の集会所だと信じ込んでいたため、特に気にも留めず、玄気を体に巡らせて身を守ることもしなかった。

しかし今、張お爺さんにそう言われてみれば、趙三斤は以前自分が尸蛊の気に侵されていたからこそ、あの十数分間の記憶が曖昧になっていたのではないかと思い始めた。

玄気を体内に巡らせながら、趙三斤は張お爺さんの腕をつかんだ。玄気が張お爺さんにも流れ込み、彼をも守ることができればと願ってのことだった。

趙三斤にとって、柳盈盈に蛊を仕掛けた者を排除するか見逃すかは、さほど重要ではなかった。もちろん、...