章 1067

趙三斤は自分が神医だとは思っていなかったが、自分の医術が優れていることを否定することもなかった。特に辟谷境に達して以来、丹田内の玄劲が豊かになり、それが病気治療に絶大な効果をもたらすと確信していた。

当然ながら、今回龍家の老爺子の治療を自ら申し出たにもかかわらず、龍陵から信頼を得られなかったことに、趙三斤は少なからず不満を感じていた。

「信じていないわけではないよ。お前に実力がなければ、龍児がそこまで敬服し、何かと気を遣うこともないだろう。もちろん、今この場で私の隣に座って食事をしていることもな」

龍陵は愚かではなかった。趙三斤が眉をひそめ、表情を曇らせた瞬間に、彼の不満を察知していた。...