章 1080

龍成会所の六階フロア、火龙はウェイターが持つPOSレジにカードをかざし、一定額の料金を支払ってようやく入場できた。

龍成会所の区分によれば、全部で八階建てとなっており、六階以下は一般客向けの消費空間だが、六階はすでに入場制限がかけられている。入場前には保証金を支払う必要があり、これが消費後の精算に充てられる仕組みだ。余れば返金され、足りなければ追加で支払う。

七階の要件はさらに厳しく、最も基本的な条件として、男女問わず四十歳以上でなければ入れない。消費額に関しては知る由もないが、おそらく底なしの出費だろう。

最も神秘なのが八階だ。噂によれば、燕京全体で龍成会所の八階に足を踏み入れた者は、...