章 1152

「まずは中年男性に少し待ってもらうように」と趙三斤は合図し、視線を横にいる柳浄天に移した。どう考えても、柳家の存亡に最も深く関わるのは柳浄天だ。彼が柳家を収める気があるかどうかも、柳浄天自身の意思次第だろう。

「私は柳家に戻らなくてもいい。だが、盈盈だけは先祖に帰属させねばならない」柳浄天は趙三斤の問いに直接答えなかったが、この返答だけで彼の考えは十分に伝わった。

単純な話だ。柳家を収めることは柳浄天にとって必須だが、その理由は自分のためである必要はない。ただ、柳盈盈のためにこの一歩を踏み出さねばならないのだ。

趙三斤は頷いて言った。「それなら、今夜にでも柳家を訪ねてみよう。龍頭不在の柳...