章 1204

千山陵の朝、崖の端に立って遠くを眺めると、青々と茂る木々の群れと幾重にも連なる山々が、朝日に照らされ生命力溢れる景色を見せていた。何とも美しい光景だった。

趙三斤はすでに趙登仙の部屋から出てきていた。元婴期後期という実力を得て、少し恍惚としていた。たった一晩眠っただけで、こんな恐ろしいほどの境地にまで実力が上がるなんて、趙三斤には想像もつかなかった。

それに加え、霊獣の小緑のことも趙三斤を驚かせていた。趙登仙の話によれば、四匹の霊獣が揃い、外武林でずっと探し求められていた天帝宝庫の鍵を、趙三斤はしっかりと手に入れたのだという。

趙登仙の口から語られる、神秘めいた天帝宝庫——そこには無限の...