章 1215

午後から夜まで続いた甘い逢瀬の後、趙三斤はついに林青青を伴って魔淵への旅路に踏み出した。

もちろん、趙三斤と林青青の他にも、趙登仙は六人の部下を趙三斤に託した。遠山を筆頭に、最も強い者は小寂滅初期の実力を持ち、最も弱い者でも元婴期大成の実力を誇っていた。それだけではなく、東方浩天も同行してきた東方家から三人の精鋭を選び、趙三斤に同行させることになった。

この任務は趙三斤にしかできないことだった。成功するかどうかは分からないが、彼以外に選択肢はなかった。趙三斤が千山陵の陵主であろうと、東方家族の未来の家主であろうと、さらには内武林の巨大企業「寰宇グループ」の総币であろうと、彼は行かなければな...