章 219

「いいや、やめておこう」

火龙は白目を剥いて、不機嫌そうに言った。「だから隊長は任務中、あんなに美人たちが色仕掛けしてきても全然動じなかったんだな。俺はてっきり隊長があの村一番の美人に本気だったのかと思ってた。この世でただ一人の女としか寝る気がないのかと。まさか...」

「何が言いたい?」

火龙はニヤリと笑って言った。「まさか隊長はそっち系の能力に問題があったとはね」

キィッ!

火龙の言葉が終わらないうちに、趙三斤は突然ブレーキを踏み込んだ。比亚迪は急停止し、慣性で火龙は前のめりになり、頭が風防ガラスに激突しそうになった。

「隊長、何を...」

「すまない、アクセルを踏むつもりがブ...