章 293

この界隈で名を馳せた不良として、鉄頭は自分がかなり厚顔無恥で、ならず者で、恥知らずだと思っていたが、今、趙三斤と比べてみると、自分がこれまでやってきたことは子供騒ぎに過ぎず、「ごろつき」という栄光かつ神聖な言葉に値しないことに突然気づいた。

ごろつきになるのは単なる肉体労働ではなく、実は技術職でもある。ごろつきは誰でもなれるものではない、なりたいからといってなれるものでもないのだ!

明らかに、趙三斤はごろつきという境地に達していた。

中年男性は袋を見つけて、金をすべて一気に詰め込み、それから恭しく趙三斤に渡した。趙三斤はそれを受け取り、手に持って重さを量ってみると、ずっしりと重く、満足げ...