章 330

李志玲のあの細いウエスト、あの長い脚、あの大きな胸、そしてあのなよなよとした声——彼女は生粋の色気漂うセクシー美女そのものだった。歩く姿はお尻が左右に揺れ、胸の二つの大きな盛り上がりがゆらゆらと揺れる。ハイヒールを履いた姿は風一つで倒れそうなか弱さを醸し出し、男なら誰でも思わず彼女を守りたくなるだろう。

もちろん、それ以上に「別の欲望」も掻き立てられるのだが。

趙三斤も例外ではなかった。

だからこそ、趙三斤はこれまで李志玲の身元や柳氏漢方薬に就職した真の目的を疑うことはあっても、彼女が武術を心得ているとは微塵も疑わなかったのだ。

もし先ほど趙三斤が一時の気まぐれで李志玲をからかおうとせ...