章 338

李志玲がうなずいたことで、趙三斤はびっくりして心臓がドキンと鳴り、思わず李志玲の方をちらりと見て、心の中で「まいったな…」と呟いた。

李志玲が承諾したのだ。しかも彼女の顔には覚悟を決めたような表情が浮かび、まるで身体を差し出す心の準備ができているかのようだった。

趙三斤は冷や汗が出てきた。

理屈から言えば、李志玲は柳盈盈の秘書として長く勤めており、今日のような状況も一度や二度ではなく経験してきたはずだ。もし張総のような色欲に目がくらんだ小物さえ対処できないなら、とっくに処女を失っていただろう。今まで純潔を保っているはずがない。

「くすくす、張総の言う通りね。李秘書は感情に流されない人な...