章 353

「このクソ野郎、お前——」

李志玲は勝てる自信がなかったとはいえ、全力を尽くしてもこれほど早く、これほど惨めに負けるとは思ってもいなかった。特に胸とお尻を同時に「襲撃」され、さらに趙三斤のあの破廉恥な言葉を聞いて、どうして我慢できようか。罵声を上げながら、すぐに身を起こそうともがいた。

左手を拘束された状態で、李志玲がもがかなければまだ良かったのだが、彼女がもがいたせいで、体は少し浮き上がり、胸の二つの押しつぶされて形が変わっていた特大のお椀がかろうじて元の形に戻った。しかし不運なことに、彼女が右手で助手席を押さえ、上半身を趙三斤の腕から抜き出そうとした瞬間、趙三斤が彼女の左手首を掴んでい...