章 547

「バストアップ薬」とは、多くの製薬会社が開発する一種の薬品であり、その製造コストは低く、工程も簡単だが、価格は決して庶民に優しいものではない。それどころか、悪質なメーカーが「バストアップ薬」の名を借りて粗悪な原料を使い、一連の副作用を引き起こすケースも少なくない。

趙三斤がバストアップ薬について知る限り、それは人参、白朮、茯苓などの単純な生薬を配合して煎じたものであり、言わば朝飯前の作業だった。ただし、薬効を極限まで高めるには、趙三斤はまだ一つやるべきことがあった。

玄気の利点が薬効の揮発を防ぐことだとすれば、趙三斤が育てた巨大人参は、間違いなく薬効を最高潮に発揮させる至宝であった。

残...