章 563

完成品の機械の前に立ち、趙三斤はガラスカバー越しに綿のトレイに静かに置かれた四つの丸薬を見つめた。口元に微かな笑みを浮かべ、とても満足そうな表情を見せている。

「できましたか?」自社の製品ではないため、薬材が丸薬になったとはいえ、韋嫻はそれが合格品だと断言できなかった。すべては趙三斤自身の判断に委ねるしかなかった。

軽く頷いた趙三斤は何も言わなかった。

バスト増大薬を機械から取り出すと、薬草が混ざり合い、不純物が取り除かれた後の薬の香りが一気に広がった。たった四粒だけなのに、まるで百草園の中にいるかのような感覚に包まれる。その透徹した薬の香りは人を魅了し、抜け出せないほどだった。

「こ...