章 566

「今回の早口の尋問で、火龙はまったく当事者迷い・傍観者明らかの感覚がなかった。むしろ、自分は赵三斤の質問と清风の返答を真剣に聞いていたと思っていたのだが、部屋の中から既に立ち去った赵三斤を見て、火龙はようやく自分がまだまだ未熟だということを知った。

部屋の外で、赵三斤はゆっくりと足取りを進め、軽く眉をひそめながら時々後ろを振り返って火龙がついてきているかを確認し、同時に何か問題を真剣に考えていた。

「隊長……」出るなり、火龙はすぐに小月と小夜を下がらせた。いくつかの事柄について、本当に赵三斤に教えを請う必要があった。このもやもやした感覚は、本当に気分が悪かったからだ。

「なんでお前はどこ...