章 600

「装-逼」とは単なる技術的な行為ではなく、深遠な学問でもある。駆け引きに満ちた現実社会において、上手に「装-逼」できる者ほど、より高い地位に登りつめることができるのだ。

もちろん、誰もが趙三斤のように手の内に収めているわけではない。まさに「将一人功成りて万骨枯る」というように、何の資本もなく安易に「装-逼」を試みれば、その結末は惨憺たるものとなるだろう。

趙三斤が東少に対して巧みにボールを蹴り返せたのは、演技力の高さや格の違いだけでなく、何より趙三斤の「後ろ盾」が強固だからだ。仕方ない、この「龍行天下」レストランの真の経営者が、東少の言う龍少であり、その龍少が火龍以外の何者でもないのだから...