章 721

「柳氏中薬」製薬工場の商売は相変わらず盛況で、少なくとも趙三斤が工場内に足を踏み入れた時には、各生産ラインの作業員は一席の空きもなく、皆が自分の持ち場で黙々と働いていた。

二度目の来訪となるため、趙三斤もある程度道を覚えており、柳盈盈が自分の仕事に行った後、彼はぶらぶらと李二蛋がいる生産ラインへと歩いていった。

「ラインリーダーはどこだ?」趙三斤は確かに目の前のこのラインだと記憶していたのだが、前後左右を見回しても李二蛋の姿が見当たらず、結局ライン作業員に助けを求めるしかなかった。

「責任者に呼び出されて説教されてますよ」作業員は警戒心を露わにしながら趙三斤を一瞥し、眉をひそめて彼にどこ...