章 772

江海市の一流外国語学校は、柳娇娇たちが通う映像芸術学院とは比べものにならないほど格式高く、当然ながらその立地も一等地に位置していた。

江海市大学城は、国内外の有名大学が六、七校集まったエリアの総称で、ちょうど映像芸術学院の向かい側に位置していたが、距離にして数十キロメートルも離れていた。

趙三斤がワールドホテルを出て外国語大学の門前に到着したときには、すでに五時を過ぎていた。この時間なら、授業があったとしても終わっているだろう。

一縷の望みを抱いて、趙三斤は柳净天から渡された番号に電話をかけた。しばらく呼び出し音が鳴り続けた後、ようやく相手から細い声が聞こえてきた。「どちら様ですか?」

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