章 9

林青青を諦めるなんて、趙三斤はきっと嫌がるだろう。一方で、おじいさんは彼を育て上げた恩人であり、その恩は再び命を与えられたのも同然だった。さらに、おじいさんは常に趙三斤を「摸骨訣」の唯一の後継者として育ててきたため、彼はおじいさんの期待を裏切りたくなかった。そして両方を叶える唯一の方法が、入隊して練妖壺を取り戻すことだったのだ。

今回、趙三斤が決然と退役して帰郷したのは、つい最近の任務で練妖壺を見つけ、持ち帰ったからだった。今はその背中のリュックサックの中に入れている。

「劉おばさん、おじいさんが欲しがっていたものは、もう持って帰ってきました」趙三斤は感情を落ち着かせてから、頷いて言った。...