章 989

日が昇り、日が沈み、雲が流れ、雲が散り、あっという間に三日が経った。死の淵から必死の救命活動によって引き戻された趙三斤は、ようやく集中治療室から一般病室へと移されたところだった。

病室は病院で最高ランクのVIPスイートルーム。趙三斤の看護を担当するのは、24時間交代制の専属医師だけでなく、蘇琪と黒豹が直々に率いる龍隊の一般隊員二十数名。さらに影の中に潜む影衛は全体の半数を占めていた。

言ってしまえば、趙三斤の病室の警備体制は国家元首級をも上回るほどのものだった。表立った警備員も、陰に潜む警備員も合わせれば、その数は五十人を超えていた。

医師が定期的に趙三斤の容態を確認に来るたびに、まるで...