章 999

病室内は喜びに満ち溢れていた。三斤の目覚めと、さらに一段と力を増したことに、皆が心から喜んでいた。見覚えのある顔、そして一時は遠ざかっていた顔々を見渡し、三斤は大きく手を振り、豪快に言った。

「さあ、退院手続きをしよう!」

「今目覚めたばかりじゃないか。もう少し入院して様子を見た方がいいんじゃないか?」火龍が時宜を得て前に出て、躊躇いがちに言った。

この言葉に三斤がまだ何も説明していないというのに、真っ先に司雀と柳浄天から白い目で見られることになった。唇を尖らせ、不機嫌そうに尋ねる。

「あなたは私と柳おじさんの目を信じていないの?それとも隊長の実力を信じていないの?」

困り果てた表情...