章 1130

「この世界には、頭に血が上って銃を手に馬に跨り、ある国の首都を踏み荒らそうとする血気盛んな若者も不足していないし、どんなに腹を立てても、いつも陰で他人を陥れようとする小人も不足していない。

蒋公瑾はまさに後者に属する男だった。彼はずっと、楚鋭のような争いばかりしている奴は大成しないと思っていた。自分が彼に負け、柴紫煙を両手で恭しく差し出さざるを得なかったのは、先天的な客観的理由があったからだ。もし二人が同じ立場に置かれていたなら、蒋氏がこんな小さな頭目になり下がることなどなかっただろう。

人を憎みながらも、その言うことに従わなければならないというのは、おそらく人がこの世で生きる上で最も悲し...