章 1336

柴紫煙は元々理があれば相手を徹底的に追い詰める性格だった。ましてや今は彼女が正しい立場にいるのだ。

おまけに、そばには楚家の兄弟が支援してくれている。彼女は事実をありのままに話せば、韓放は窮地に追い込まれること間違いなかった。

たっぷり十分かけて、柴紫煙は「天上人間」で受けた「不当な」扱いについて、詳細に説明し終えた。

柴大官人の弁舌が冴えすぎていたのか、董書記たちは皆、義憤に駆られていた。さらには六指兄貴本人さえ、自分があまりにも極悪非道だったと感じ始めていた。どうしてこんな可哀想な女性に対して、あのような汚らわしい下心を抱いてしまったのだろうか?

「以上が事の真相です。私の話は終わりま...