章 1349

楚鉦と梁馨の関係は、確かに純粋なものだった。

普段の付き合いでも、恋人同士の甘い絡み合いなどまったくなく、すべてが自然で穏やかだった。

しかし、彼らは気づいていなかった。「愛」と呼ばれるものは、時に平穏の中で育ち、何かの刺激に遭えば、毒草のように狂ったように蔓延ることがあるということを。

おそらく、これが世の中で最も静かな愛なのだろう。いつでも忘れられそうに思えるが、いざ手放そうとすると、それがすでに心の奥深くに根を張っていることに気づく。少し引っ張れば、胸が痛み、狂おしく、息ができなくなるほどに。

これこそが愛だ。理由もなく現れ、あまりにも横暴で、古今の風流人たちが天を仰いで嘆くほどだ。「こ...