章 1376

柴放肆は、月の出現が供物と関係あるなどということを、少しも信じていなかった。

彼がそう思うのも無理はない。科学的に言えば、天体の運行は地球上の季節や潮の満ち引き、さらには人間の感情までも左右することができるとしても、この古くて神秘的な祭祀の儀式とどんな関係があるというのだろうか?

柴放肆が信じないどころか、胡耶奥自身さえも...心の中では確信が持てずにいた。特に供物の事件の後では。

だが彼には何の手立てもなく、ただ最も敬虔な祈りを捧げて、月が出てくることを願うしかなかった。

牛の頭が祭壇に置かれると、塔の頂上の夜風はますます強くなっていった。

七本の松明の炎はもはやパタパタと音を立て...