章 1434

西域省に新しい都市を建設できるなんて、誰にとっても生涯の誇りになることだろう。

だが、柴紫煙のことがあって、楚鋮と葉初晴の気持ちは実際あまり良くなかった。ただ表面上は普通に振る舞い、この話題を意識的に避けていただけだ。

楚鋮が干し牛肉を抱えてむさぼり食べている間、葉初晴は車を運転して空港を出発し、西へと向かった。「あなたが新都市を建てたいと思っているところは、ここからまだ少なくとも七百キロはあるわ。本当に人跡未踏と言えるような場所よ。私が空港に来る途中、道中で丸々八時間以上かかったんだから」

「うん」

楚鋮は牛肉を噛みながら、もぐもぐと言った。「そうでなきゃマヤの人たちを安置できないか...