章 1504

楚鐘が自己愛的な男だとは言い難い。他の男なら、最初からゼウス王と寝てしまっていたかもしれない。

もちろん、その時ベッドを共にしていたら、楚鐘は今日まで生きていなかっただろう。

男が時に自分の大事なところを抑えられることは、大いに利点があるものだ。

自分の「偉大さ」に心の中で自画自賛した後、楚鐘は伸びをした。体がまだ完全にリラックスする前に、右側からパチパチという拍手の音が聞こえた。

「しまった、調子に乗りすぎて、隣に人がいるのに気づかなかった…」楚鐘は慌てて振り向くと、柴紫煙が一人、窓辺に斜めに寄りかかり、首を傾げて意味ありげに彼を見つめていた。

言うまでもなく、楚鐘が先ほどゼウス王とオ...