章 1512

あの二頭のライオンが今一番望んでいるのは、腹いっぱい食事ができることだった。

そのため四号の喉を引き裂いた後、残りの六人を攻撃することなく、その場で夢中になって食らい始めた。

だが、柴放肆は明らかにライオンたちが安心して食事を取れることを望んでおらず、三号と五号に攻撃命令を同時に下した。

そして三号と五号は、躊躇うことなく死への道を踏み出し、全ての技を駆使したものの、ライオンの牙の下で命を落とした。

二頭のライオンが三人を噛み殺した後、残りの四人のバイオ人間たちも柴放肆によって追い立てられた……今度は四人が丸一分間持ちこたえたが、最終的には凶暴化した二頭のオスライオンによって完全に始末された。...